繰り返すようではありますが、8月は英語論文に苦しみ、毎日、受験生のような生活でした。
あまりのストレスに腹痛が止まらなくなり、1日に結構な回数、トイレに駆け込むことも。とにかく編者からの要求や、一旦出してから細かなコメントが山のように押し寄せてきたのでした。
そんな苦闘の日々を終え(正確には終わっていない)、日本語の論文を再開しました。
すると、あ〜母国語で書くってなんて気持ちいいの!とばかりにスイスイスラスラと書かなくてもよさそうなことまで詰め込み、気づけば27000字になっていました。
「まあ、提出しない執筆者も出てくるだろうし、多いのは歓迎されるはず」などと甘いことを考えていたら、編者より「みなさんから続々と力作が届いています、文字数厳守で」という連絡が。
そこから27000字を12000字に圧縮する作業が始まりました。
まずは、引用文を削除、そして一章を丸々カット、それだけでは足りず、今はどうしても残したいところにも手を入れています。
この余計な作業、最初に文字数を軽く見ていたツケですが、削除した部分をどこかで蘇らせようと、あれこれ策を練っています。一度書いたものを無駄にしたくはない、モッタイナイ精神です!
この論集は来年2月には刊行予定で、今年3月のシンポジウム(上海フランス租界)をもとに、登壇者のみならず、すばらしい執筆陣をお迎えしています。
きっと、話題の本になるのでは、と今から完成が待ち遠しい、そんな本です。