ようこそ井口淳子研究室へ(NEW)

民族音楽学、音楽学研究者。近刊は「送別の餃子:中国都市と農村肖像画」jiguchi@daion.ac.jp

2024年、ただ祈るだけ

晦日に実家で寝込んでしまい、そのまま元旦へ。

午後4時過ぎにグラグラ揺れ始め、長く長く揺れていました。

震度は2くらいだったかな。

阪神大震災の時をちらっと思い出しましたが、もちろんあの時は実家が倒壊すると思った揺れだったので、比較にはなりません。

その後、次々にニュースが入り、同じ映像がテレビで繰り返されるので、これは見ていると東北の時のように不安発作を起こすと思い、慌てて年末に録画していた第九に切り替えました。

実家の録画リストは短歌か料理番組なので、この第九(大阪音大卒で母校の教員でもある中村恵里さんがソプラノ!)は撮っててよかった。

そして2日、羽田空港からの信じられない映像が飛び込み、また新千歳空港から羽田とは、我が家人が頻繁に利用するルートです。

こちらもニュースを見続けると不眠になると思い、寝室でバッハばかり聴いていました。

元旦、二日と未曾有の天災、事故が続き、日本列島が喪に服すスタート。

誰が震源地に住んでいても不思議ではないし、誰があの飛行機に乗っていても不思議ではない。実際、後で知人が乗っていたことを知りましたし、教え子はJALのCAとして勤務しています。

私自身が今日もこうして生きていることの方が奇跡、謙虚に今年一年を過ごさなければ、と心の底から思いつつ。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

2024年1月3日

 

近所の大覚寺へお墓参り。