あっという間に北海道滞在も最終日になってしまいました。
涼しいというか、肌寒い日も多かった白老にいることは、なんとなく罪悪感があり、毎晩の家族との通話からも大阪の地獄のような暑さがわかるだけに、例年のようにこちらにきていることは発信していませんでした。
また、計算外だったことが、こちらでスムーズに仕上がるだろうと思っていた英語論文が、殊の外、超重量級の仕事で、途中で辞退しようかと思うほどのストレスになっていたのでした。
最終的に草稿を仕上げ、編者に送ったところ、「基本的にOK、でもこうしてほしい、具体的には」とズラリと厳しい要望が。
そこからまた大幅にやり直し。
自分の実力以上のオファーを軽々しく引き受けるものではないですね。
そして、今日は、ポロト湖のそばのウポポイ でアイヌの野外パフォーマンスを見ました。これは何度も見ているのですが、今回、若い女性が歌われた子守唄のような伝承歌が本当に心に響きました。終わった後で、その方を追いかけて、歌のタイトルと白老のお年寄りから習ったということを聞き出しました。
後で女性のお名前もわかったので、次回はしっかりと録音させていただきたいと思います。
夏もいよいよ後半、明日から大阪に戻り、再びアタフタ生活の再開です。
そんな中でも今日、聴いたアイヌの歌やポロト湖の早朝や夕べの風景、平取町の奥のカムイの遊び場のような草原をふく風のことを思い出すことでしょう。