ようこそ井口淳子研究室へ(NEW)

民族音楽学、音楽学研究者。近刊は「送別の餃子:中国都市と農村肖像画」jiguchi@daion.ac.jp

よく働いた、と自分で自分を褒めるしかない


昨日、郵便局に出かけたところ、年賀状のサンプルが貼り出してあり、「そうか、もう12月も後半なんだ!」と気づいたような状況です。

12月に入ってから、ぐずぐずと風邪をこじらせ、よくなっては、3コマ連続授業プラス会議の日があって、風邪をぶり返すという二週間でした。

今週、それでもなんとか8コマの授業と会議を終えてクタクタになっているところに、家人から「日本時間18時から国際会議での講演の中継があるから聞いてね!」とフランス・ストラスブールから連絡が。

そんなこと言われてもこちらはコテコテに疲れているし、娘の夕飯の準備があるのに、と思いつつも、ストラスブールからのウェビナーに接続。

予想に反して、会場はNHKニュースに出てくるような大仰な会議場で、フランス語と英語が飛び交う中、家人は1時間も英語でプレゼンをし、質疑がまたすこぶる多い。ストラスブールは仏独の国境地帯にあり、ナショナル・アイデンティティや複数の母語を持つ環境が、家人のプレゼンと合致したようで、延々と質疑が続く。

食事の支度が、と焦りつつも、「あれ?いつの間にこんなに英語で自然に喋れるようになっているの?」と新たな発見も(何歳になっても人は成長する!)。

とりあえず、2時間近くウェビナーを視聴し、夕飯を作り、ベッドに倒れ込んだという1日でした。

冒頭の年賀状ですが、今年一年を振り返ると、5回は北海道に行ったこと、滞在時間はゆうに一ヶ月を超えたこと、そして懸命に原稿を書こうとしたこと(書けていない)、が2023年のトピックでしょうか。情けない‥。

 

2023年12月15日 フランス・ストラスブールでのシンポジウム