ようこそ井口淳子研究室へ(NEW)

民族音楽学、音楽学研究者。近刊は「送別の餃子:中国都市と農村肖像画」jiguchi@daion.ac.jp

全力疾走した夜

今週は9コマという重い一週間。コマというのは90分授業を1コマと呼んでいるのです。

前半はとにかく、朝、起きられない。前日の疲れがとれないのでグズグズと布団の中でもがいている状態。

それでもエイヤッと起き、なんとか出勤するも、水曜には限界が。

その限界日の5限という日暮れ時に「特別講義」がありました。

パリのバロックダンスの第一人者、ピエール・ドレ氏をおよびして、樋口裕子教員とお二人でレクチャーと実演をされたのです。

企画、運営は同僚のお二人がテキパキとしてくださったので、私はキラクに聴講していればよいと思いきや、途中でパソコンから音楽出力のトラブル発生!!しかも担当の機材専門家がいない!

ここで、私の出番となりました。

全力疾走し、担当者を探しだし、なんとか事なきを得たのです。

これほど走ったことはこの数年間なかったと思います。

「この年齢でも走れるんだ」

歩くのも最近、トボトボですし、歯が痛み、歯科医に通い、相変わらず風邪はよくひくし満身創痍ですが、スイッチが入れば、人間、火事場のバカ力が出るのですね。

ついでに今週の珍事件は、もう一つ。

ある授業で古典派とロマン派のピアノ曲を学生に弾いてもらおうとしたところ、楽譜はあるけれど、分析のために使っていて弾けないなどと言われ、とりあえず、楽譜を見て、何年ぶりかにベートーヴェンソナタシューマン、ついでに楽譜が提供されたドビュッシーをほんの冒頭ですが、弾きました。

私の日常生活の中に、ピアノを弾くという時間は全くありません。

でも幼少時から習っていたピアノはなぜか何年ブランクがあってもなぜか弾けるのです。もちろん、全く上手くはないのですが。

仕事を退職し、時間ができればやってみたいこと。

1大型犬を飼う

地歌箏曲を再開する

3ピアノも再開する

 

特別講義の記念写真

大勢の学生が集まってくれました。中央にドレ氏と樋口先生